左の図は腎臓の中の糸球体と呼ばれる部分の構造を表した模式図です。①(赤)が血管内皮細胞、②(青)が上皮細胞、③(緑)がBowman嚢です。腎臓は尿を生成する臓器ですが、まず糸球体で血液が濾過されて原尿が作られ、尿細管で必要な物質が再吸収されて最終的な尿になります。糸球体は「血液を濾過して原尿を作るための装置」と言えます。濾過の過程を詳しく見ると、①血管内皮細胞→②上皮細胞の方向に血液が濾過されます。この濾過された原尿をおさめる袋の構造が③Bowman嚢です。