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腎臓の病理、読めますか??

こんにちは!テコプラ運営事務局です。
みなさん、腎臓の病理、読めますか??
…正直、難しいですよね^^;

こちらの画像は第107回医師国家試験で実際に出題された正常の腎病理画像です。
上皮細胞は①~⑤のどれか、という問題です。

腎臓の病理を読むコツは…細胞たちの役割を理解すること!

左の図は腎臓の中の糸球体と呼ばれる部分の構造を表した模式図です。
①(赤)が血管内皮細胞②(青)が上皮細胞③(緑)がBowman嚢です。

腎臓は尿を生成する臓器ですが、まず糸球体で血液が濾過されて原尿が作られ、尿細管で必要な物質が再吸収されて最終的な尿になります。
糸球体は「血液を濾過して原尿を作るための装置」と言えます。

濾過の過程を詳しく見ると、①血管内皮細胞②上皮細胞の方向に血液が濾過されます。この濾過された原尿をおさめる袋の構造が③Bowman嚢です。

それでは、この糸球体の構造をバシッと真横に切って断面図にしてみましょう!
真横に切った図がこちら!
①(赤)血管内皮細胞②(青)上皮細胞③(緑)Bowman嚢④(紫)メサンギウム細胞です。

真横に切ってみると、
①血管内皮細胞を囲むタコ足のように②上皮細胞が囲んでいることがわかります。
さらに毛細血管の塊を③Bowman嚢が覆っています。
先ほどの糸球体の構造の図では登場しませんでしたが、これらの①血管内皮細胞②上皮細胞の間に存在し、構造を支える役割をしているのが④メサンギウム細胞です。
さて、今までの話を踏まえた上で、もう一度病理画像を見てみると…いかがでしょうか?血管と、その内外にある構造が見えてきませんか?

まず③は血管内皮細胞であることがわかります。
⑤は血管内皮細胞の外側にはりついている上皮細胞ですね。
①は血管と血管の間を取り持つメサンギウム細胞、④は毛細血管の塊を覆うBowman嚢の上皮細胞です。

(②は糸球体の外の近位尿細管上皮細胞)

実はこの説明内容……
国試対策講座『SELECT』で実際に
されている解説なんです!

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知の巨匠 三苫先生による『SELECT』講座とは?

低学年から、あらんかぎりの知識を詰め込む医学教育。
テコムのメイン講座『SELECT』は、そんな渇いた暗記地獄に『気付き』と『感動』を提供することを目指した講座です。
受講生を国試合格に導くことはもちろんのこと、知識の奥にある病態生理を重点的に解説することで、一生使える『医学知識のつながり』を教えます。

※『SELECT』は、テコムの国試対策教材『テコプラパック117』に含まれる講座です。無料でお試しいただけるデモサイトも公開しておりますので、ぜひ一度詳細をご覧ください。

OB・OGの現役医師に聞く
SELECT講座の魅力

最初にSELECTと出会ったあの時の感動は、今でも忘れられない

SELECTで初めて視たのは、まさに腎臓の講義です。
医学部に入ってから、勉強量が多くてとても辛かったのですが、初めてSELECTの腎臓講義を視たとき、最初の1コマで衝撃を受けました。

「こんな風に教えてくれる先生と出会えて良かった!」

と強く思ったのを覚えています。
SELECT受講を進めていくうちに、どんどん勉強するのが楽しくなりました。
医学を「理解する」きっかけをくれたSELECT講座に、今でも感謝しています。

暗記に頼らない論理的な説明が、一番の魅力

わかりにくい酸塩基平衡や電解質異常も、SELECTの説明によって論理的に理解できた。

例えば、尿細管性アシドーシス⇔代謝性アシドーシス、尿細管性アシドーシス⇔低K血症と1対1対応で覚えさせるような解説は、SELECTではしない。

①尿細管アシドーシスでは、酸(H+)の排泄障害とアルカリ(HCO3-)の再吸収障害によって代謝性のアシドーシスとなる。
②体内に酸が蓄積するため、陽イオンであるNa+やK+を排泄するような代償機構が働く。
③これによって低K血症を引き起こす。

というように、疾患と暗記事項を理論で繋いでくれるような解説をしてくれる。
単純暗記で覚えるのでは決して得られない、線で繋がれた強固な知識を得られるのがSELECTの特徴だと思う。

今でもSELECTの図を使って、患者さんに病気の説明をしています

臨床現場では、患者さんにいかにご自身の病気を理解していただき、治療に協力してもらえるか、ここが医師の腕の見せどころではないかと思います。

僕は、患者さんに病気の説明をするときに、SELECTの講義の図を使います
色々試しましたが、やっぱり図を書いて説明するのが、一番患者さんに伝わりやすいと思います。
患者さんに病気について理解してもらえると、治療の成果が全然変わります!

僕は後期研修医ですが、初期研修医の先生への指導でもSELECTの図を使います。図をすすっと描けると、「説明がわかりやすい!」と後輩の先生からも尊敬されます。笑

変わりゆく時代
進化するSELECT講座

SELECTのスタートはここから…すべて手書きの板書!

初代SELECTは、文字も図もすべて板書でした。
三苫先生は板書がスピーディーでよくチョークを折っていました。
チョークを折るシーンがあまりにも有名で、LINEスタンプにもなりました。
受講生は、板書の文字をすべてルーズリーフに書き写していました!
中には「口頭で言っていたことも全てメモしていました」というツワモノも。
受講生は、板書の文字をすべてルーズリーフに書き写していました!
中には「口頭で言っていたことも全てメモしていました」というツワモノも。

現在は…板書の文字の部分は印字に、iPadを使った講義スタイルに。

より強く、勉強の楽しさを感じてほしい!

「図を自分で書けるようになること」というコンセプトを生かしながら、受講生の方に集中して講義を視聴いただけるスタイルに進化しました。iPadを使って、図を中心に書き込みを行っていきますので、短時間で効率的に受講いただけるようになりました。
テキストは紙テキストとpdfの両方をご用意しています。GoodNotesを使えば、こんなにきれいにノートを作ることができます!
テキストは紙テキストとpdfの両方をご用意しています。GoodNotesを使えば、こんなにきれいにノートを作ることができます!

国試対策、国試合格、その先へ

SELECTを受講したOB・OGの先生方は…今。

医師になってからも、まずSELECT

国試合格後は、すぐに初期研修医として様々な科をローテートします。

このとき、あらゆる分野の疾患を知っておく必要がありますが、膨大な医学領域の知識を暗記し続けることは、とても無理です。

自分は、国試対策で勉強した知識をすべてSELECTの講義ノートにまとめていたので、疾患の復習をするときにはまずSELECTノートを使います。自分で勉強した内容が書いてあるので、パッと思い出すことができます。

SELECTは、現場で考えるための武器

実臨床では、教科書通りにいかないことの方が多いです。
治療がうまくいかないとき、どこかアセスメントが間違っていないかと振り返り、病態を考え直すことで解決出来ることも多々あります。

SELECTを受講して本当に良かったなと思うのは、
「こうだからこうなる」という考え方が自然に身に付いたことです。

この「考え方」という武器があるからこそ、上手くいかなかったときに立ち止まって考えることが出来ているかなと思います。

SELECTは、暗記だけに頼らない
考えることができる医師を育てる
サポートをしています。

◆暗記、暗記で医学の勉強がつまらないと思っている、あなた
◆考える力を身に付けたいと思っている、あなた

ぜひ一緒にSELECTで勉強しましょう。
医学知識が繋がっていく楽しさをお伝えします!


※SELECT講座は、テコムの国試対策教材「テコプラパック117」に含まれる講座です。無料でお試しいただけるデモサイトも公開しておりますので、ぜひ一度詳細をご覧ください。